江崎淳から(ブログ)

2017年10月19日 23時19分18秒 (Thu)

例会案内

作品を味わうつどいも40回を超えました。11月1日は今年最後の会になります。ご参加を。催し案内ページをご覧ください。

2017年9月24日 3時39分19秒 (Sun)

エピソードを書く

松田解子のことを調べていると、ときどき思わぬ発見することがある。余り知られていないが松田解子をよく伝える内容など、ちょっともったいないとの思いから「会報」に出してゆくことにした。第1回目は戦前の講演活動のことである。それをこのHPでも転載・紹介します。「解子エピソード」というページを作ったのでそちらで見ていただきたい。

2017年8月30日 11時35分11秒 (Wed)

「国民新聞」を調べる

 松田さんの年譜づくりの上で欠かせない、執筆作品の探索。新収録できたのはこの30年間でおよそ300点ほどになると思うが、それでもまだ、形跡はあるものの確定できないものが百点近くある。この春からは、日本共産党本部の「赤旗」検索サイト(1994年分以降が検索可能)で出てきた200余点のうち松田解子生前分、つまり2004年年末までをあたり、いくつかの作品や資料が出てきた。ただ1959年に創刊された「赤旗」日曜版は、日曜版の縮刷版1959ー1967年分は当たったものの、それ以後はまだこれから。「赤旗」本体の方は在任中に何度も繰り返し点検してきたので、1994年以前分についてもほぼ大丈夫思うが、「日曜版」がまだ大変である。
 以前、「山陽新聞(合同新聞)」から一挙に10作品が出てきて驚いたが、これは鹿児島国際大学短期大学部の博士論文、青木信雄「石川達三研究」で紹介されていたものだし(民主文学秋田支部『海風』29号に「新資料紹介4」として発表)、同30号に掲載予定の短編「花の匂い」は、張ユリ「1930年代の帝国日本におけるモダニズムの諸様相―空間・メディア・植民地」(平成26年度名古屋大学大学院文学研究科学位申請論文、平成26年12月)で紹介されたものである。また、丸岡秀子さんが戦後創設した農村婦人協会(松田さんが副会長)の機関紙「農村婦人新聞」に松田さんが詩を発表していることが前からわかっていたが探す手立てが取れないでいたところ、読書会参加者から国会図書館で探す手立てを教授されて幸い見つけたのも最近であった。
 ところでこの2、3日、前々から気になっていた「国民新聞」を国会図書館で検索してみた。松田さんは「回想の森」で1930年代の執筆活動について、「いよいよ生活が行き詰る中で、わたしは再三ならず随筆などを書いて、新聞社に持ちこんだものである。たとえば朝日や都や東京日日や国民新聞や。/東京日日と国民新聞には神近市子氏の紹介で行ったことを、いまだに忘れない。『「東京日日」には、ね、わたしの知っている阿部真之助というひとがいるから、この名刺を持っていらっしゃい』『国民新聞には、あなたも知っている坂井徳三さんがいるから行ってごらんなさい』」と書いている(「六 プロレタリア作家同盟と『女人芸術』(続)」)。
 何らかの記録から「国民新聞」の「1932年9月」や「1939年1月」に執筆しているとの形跡があって、以前にも調べたが判明せず、9月分、1月分だけでなくこの際一年間を通して見てやろうと出かけたのであった。
 1932年分は4月19、21、22日に「春と情感と」という連載企画で「手」「助手」「手紙」という、随想というかコントのようなものが出てきた。昨日見たのは1939年分。1月20日に「新進作家31氏を動員 短編小説コンクール 21日から学芸欄に掲載」という記事があったのを以前は見落としていたのだろう、繰っていくと大田洋子などの作品が出て来始めた。結局1月にはなく2月12、13日に短編「夫婦」が掲載されていたのだった。自宅に戻ってデータベースで確認すると、「夫婦」は以前に発見されていた。それはこの「短編小説コンクール」掲載作品がまとめられて、10月に『短編小説コンクール』として砂子屋書房から刊行されており、その本から作品が発掘されていたのだ。つまり今回は、その初出紙が判明したという次第だった。
 予告記事の「31氏」というのを念のためあげておくと、単行本に掲載されたのは、大田洋子「合掌」、菊岡久利「みのご」、上野壮夫「波のあいだ」、打木村冶「地平線の母」、南川潤「仮装」、伊藤整「療養所にて」、秋山六郎兵衛「脱出」、小田嶽夫「港」、松田解子「夫婦」、本庄陸男「路次にある家」、酒井龍輔「旅人」、大江賢次「春」、宮城聡「お店長屋」、豊田三郎「礼儀」、小山いと子「ユミ子よ」、上林暁「寒鮒」、太宰治「黄金風景」、犬田卯「おびとき」、荒木巍「椅子」、小熊秀雄「帽子の法令」、福田清人「帰る日」、丸岡明「瀧壺」、葉山嘉樹「稲」、徳田一穂「女の見る夢」、森山啓「旅宿」、新田潤「朽ちた街」、浅見淵「チンバ犬」、石河穣治「乳房の階級」、鶴田知也「グルンドビー」、久板榮二郎「下駄」(以上30氏)。
 今日からこうした顔ぶれを見ると、この時期の松田さんの文学上の位置を見るような気がして、感じることも多い。

 余談だが、昨年、ノーマ・フィールドさんに会う必要があって平塚らいちょう関係のつどいに参加した折、販売されていた冊子に、当時の女性たちのことを子供の世代が語る特集があって、何気なく買ってきたものを開いてみると、神近市子さんの長男が、彼女の作品集を編んでいるとの記事があって、末尾に長男・鈴木さんの住む住所が記されていた。それがなんと、私の住むところから歩いて2、3分のところで、大いに驚いてあわてて訊ねたことがあった。鈴木さんはすでに亡くなっていて、奥さんと娘さんが住んでおられ、鈴木さんが編集したものの一部を借り受けて読んだことがあるが、歴史というものが案外身近にあることを実感させらた出来事だった。
 

2017年4月23日 11時02分55秒 (Sun)

1紙から10作品が

昨年、松田さんの新らしい作品が一つの地方紙から一挙に10本も出てきました。岡山で発行された「山陽新報」(1937年「中国民報」と合同して「合同新聞」に。のち「山陽新聞」に復帰)1935〜1939年に掲載されていたもので、随想5、童話2、短編小説2、評論1編。ただしこのうち2編は1940年発行の『女の話題』に収録されていて掲載紙不詳の作品が判明したもの。新収録作品、掲載紙判明とありがたい出来事だった。これは鹿児島国際大学短期大学部の青木信雄氏の博士論文に「山陽新報」掲載の文学作品年譜があったからで、こういう地道な調査に感謝することしきりです。詳細は、民主文学会秋田支部『海風』29号ごご覧ください。連作先:〒010-1341 秋田市雄和新波 工藤方(電話018-823-7477)。

2017年4月23日 10時58分04秒 (Sun)

松田解子の作品を味わうつどい5月例会

5月の例会は、代表作「おりん口伝」について、若手作家の岩崎明日香さんが準備されています。多数ご参加ください。「催し」欄参照を。


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